「出発するのです」の歌について














ある人から相談のメールを、ホームページの問い合わせ欄に戴きました。

この人は今44歳になる人と思われます。
約30年前の1983年、小学校を卒業しましたが、卒業する時に、
私の作詩した「出発するのです」を歌ったということでした。

これから中学生になるという高揚感とクラスメートとは、
ばらばらになるという寂しさを感じながら一生懸命歌ったそうです。



その後、高校を卒業し、1986年に就職で上京。
それ以来、当時の仲間とは会うことは無かったと言うことでした。

それが、近頃SNSを通じ10人ぐらいの卒業生と連絡がつき、
互いに声を掛け合って、今度のお正月に40~50人で同窓会を開くまでになったそうです。



そしてその時に「出発するのです」を是非歌いたいと言ってきました。

CDが欲しいということでしたが、いろんなCDが沢山出ている中で、
「出発するのです」だけがないのです。



この歌は実に多くの人に、親しまれて来た曲です。
現在は国語の教科書や、補助教材、塾の問題集などに掲載され
みんなが「詩」だけで学んでいる作品なのです。

これも「あすという日が」のように卒業式には欠かせない詩なのです。
近年「呼びかけ」で卒業生全員が唱和しあって式典を盛り上げるなど、
とても多く使われています。



楽譜は私の手元にあります。しかし一般の方なので楽譜ではなくCDで聞いて
全員に思い出してもらいたいということした。
(実は数年前にも別の人から、同様の申し出を受けたことがありました)



多くの皆さんの熱い思いにお応えしたい・・・。
子ども達の為に歌を書き続けて来た者として、
長い年月を経て心の引き出しから取り出してもらえる歌、
幼い頃を思い出して戴けるうたを書くと言うこと、
また当時を懐かしむよすがとして、そこに歌があるということは、
ほんとに嬉しい感動的なことです。
これ以上の作家冥利に尽きることはありません。





小・中学生の時の純真な気持ちを、思い出し童心に返る・・・
それを私の歌がお手伝いをしていると言うことは、
ほんとに感謝してもし尽くせないありがたいことだと思います。
私は何て幸せな生き方をさせてもらっているのかしらと、しみじみ思います。
これもみんなの力あってのこと。
作曲者、学校の先生、そして純真な子ども達、みんなに恵まれて
私が生かされます。



今回の照会に対して私は考えました。
想い出の手助けが出来ないものかと。
2~3人の小学校の先生またはソリストの方に声をかけたら、
きっと協力してくれるでしょう。
そして録音したものを先方に送りましょうと・・・
「出発するのです」簡単な歌です。



その心づもりをお伝えしたら
「心の穴が埋まってきているのを感じる」と長い喜びの返信がありました。

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2012年10月9日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ブログ 楽譜

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