エル・グレコ展を見て来ました。


















エル・グレコ展を見てきました。(2013.1.19ー4.7)
16~17世紀スペイン美術の黄金時代に活躍した画家です。
ベラスケスやゴヤと並んでスペイン絵画の三大巨匠ですが、
実はギリシャのクレタ島生まれの異邦人です。


そしてスペインの宗教改革の中でイデオロギーに忠実だったこと、
(つまりどういうことかというと)、マグダラのマリアとかペテロなど、
悔悛する聖人の姿を好んで描いたのですが、この悔悛こそが
プロテスタントとの違いを示すカトリックの重要な点で、
両者が激突していた時代に、スペインで熱狂的に受け入れられていました。



そして更に流行画家でありながら、工房を経営するなど、
ビジネスの上でも一流で、優雅な生活を送っていたと言うことです。
(現代の人が羨むパターンですね)



高さ3メートルを超す祭壇画の最高傑作のひとつ「無原罪のお宿り」に見る
カトリック特有の教義(聖母マリアが母アンナの胎内に原罪を免れて宿った)
ことを描く大胆な長い構図、長い身体、極端な天使の翼など
あたかも動くような絵もさることながら、人物画の素晴らしさは、
群を抜いていました。



人物画は宗教画にあまり興味を感じない人でも、きっと足を止めてしまうでしょう。
人となりまでも描き出しているような透徹した目を思わせる凄さでした。
魂の力というか、生命力を感じてしまう、その時の現実までも
色彩の中に描く・・・


自分の詩を書く姿勢のとても参考になる展覧会でした。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ